書評
常勝チームを作り上げた鹿島アントラーズの強化部長による組織論 「血」という言葉を使い組織文化の大事さを説く ジーコやセレーゾなどこれまで関係した人物を挙げながら独自の理論を展開する
「イノベーションを飼いならすことは難しい」ことを『野生化』との言葉で表現 日本はイノベーションを起こすためにどうすれば良いか イノベーション先進国の米国と比較しながら、その方法を考える
人は、本能により事実を悲観的に捉えがち 様々な事例を元に、人々の思い込みを剥がしていく そして、その原因となる10の本能について、飼い慣らし方を示す本
iPhoneはどこで作られたものか?すでに国で語ることは難しくなっている 「GVC(グローバル・バリューチェーン)」をキーワードに現在の米中摩擦を含めた新南北問題を明らかにする 国際分業による効率化とそのポジション取りにおける各国のエゴが衝突する
言わずと知れた日本のアクティビスト第一人者 当時の事件を振り返りながら日本についてアツく語った本 当時の事件を生々しく語っている 当時を知っている人も、知らない人もこの本で日本の歴史の1ページを勉強できる
最新の経営学ではどのような議論が行われているか 本の題名の通り経営学の教科書には載っていない最新の研究を紹介 イノベーションを起こすためにはどうすれば良いかなど興味深い話がいっぱい
デザイン思考をビジネスへ応用した著者によるデザイン思考を論じた本 「クリエイティブ・コンフィデンス(創造力に対する自信)」を手に入れるためには… 障害物を乗り越えられれば、創造力は誰にでも手に入れられるものである
日経の元ソウル支局長が語る日韓関係 今の韓国を理解する上で ポイントとなる点を整理している 嫌韓とはならない冷静な目で今の韓国と日本の関係を見つめている
日本のEU研究の第一人者である庄司先生によるブレグジット論 足元までのブレグジットの動向について説明し、論点を説明している 複雑化するブレグジットについて、頭を整理する上で役立つ本
効率的に学ぶためにはどうすれば良いか でも、学びは決して楽ではない それには努力が必要だ
ゲーム理論がどのように社会に役立つかをイメージさせてくれる本 「囚人のジレンマ」で話が止まっている方は読むと何がすごいのかわかる
現在進行形で進むメガネ企業オンデーズ再生の物語 企業小説としてはよくある話ながらも、実際にある会社というところがスゴイ フィクションながらも、どこまで本当なのだろうかと考えつつ、一気に読める
なぜトランプ大統領が誕生したのか。 その辺りをメディアの存在を中心に語ったもの。 様々な調査をベースに説得的に話を進めていて、今後の議論を進める上で参考になる。
コピー国家という発想はもう古い すでに日本はあっという間に追い越されている 少なくとも、デジタルの分野では その危機感を感じさせる本
言わずと知れたバリュー投資の名著。 バフェットが株主総会で配布したとの伝説まである。 株の投資家はとりあえず読んでおかなければいけないのでしょう。
題名の通り、「巨大企業が新興企業の前に力を失う理由を説明した企業経営の理論」であるイノベーターのジレンマについて、経済学的な見地から説明した本。 豊富な事例をもとに説明しており分かりやすい。 特に、後半のHDDの市場を実例にした分析は、現代の経…
ゴールドマンのM&Aアドバイザリー部門を率いた著者が書いた自伝的本。 NTTドコモのPHS事業再編から始まり、日産自動車とルノー、中外製薬とロッシュ、NKKと川崎製鉄など、錚々たる顔ぶれのM&A内幕を書いたもの。
米国の対中政策の一線を担っていた著者による渾身作。 「自分は間違っていた」と告白した上で、中国による「100年マラソン」戦略を説明したもの。 トランプ大統領の対中政策の重要な助言者ともされている。
言わずと知れた、ウォーレン・バフェットも勧めるバリュー投資の古典的名著。 巻末にあるバフォット自筆の文章を読むだけでも価値がある。
税の専門家により足元の税の課題に関してまとめたもの。 題名の通り、デジタル経済における税の問題を整理している。 これ1冊読んでおけば、とりあえず足元の税の問題についてアップデートができる。
様々なスタイルで活躍しているトレーダー達の言葉が集められている本。 インタビュー形式で進められており、冗長に感じる人もいるかもしれないが、ハッとする言葉も織り込まれており、読む度に心にフックする言葉が変わる名著。
筆者の堀栄三氏は、情報分析で米軍の進行パターンを的確に予測したとして有名な人物。 これは、自らの回顧録として作成した本。 情報収拾とそこからの判断をいかに行うかについて、経験を元に説明している。 とにかく一言一言に含蓄がある。
証券会社を渡り歩いた筆者によるディーリング哲学を伝える本。 投資ではなく投機のご作法だが、投資をする上でも必要な考え方も多い。 負けが込むと人は本を読みたくなるが、まさにその時に読むべき本。 「ショートが溜まっている」という言葉の意味合い、説…
あなたの考えは本当にあなたのものでしょうか? ヒトの思考とは何かを考えさせられる 本の表紙はイマイチながらも内容はとても面白い 今年一番よかった本
普通の日本の会社がどのようにデータ分析をものにしたのか ビッグデータ、機械学習への取り組み姿勢を考えさせられる本 流行りに乗って、言葉だけ踊っても何も残らない
社員が幸せならば企業は成長できる(逆ではない) あなたの会社はすでに古いんです 夢のような社会がもうすぐそこまで来ているのです
『思考の技術』を教える巷の本では知的生産性は高まらない 「情報をどう集めるか」など『行動の技術』を習得することが重要でそれをまとめた本 さすがコンサル、象徴的事例が豊富で読みやすい、小ネタ集めができる